ラーメン・壁式構造 |
5階建て以下のマンションで使われている場合があるのが壁式構造で、大規模なリフォームができません。柱や梁がないことで壁式構造とわかります。
一般的に多いのはラーメン構造です。 |
壁に亀裂があるけど! |
亀裂があるからと言って危険とは言えません。壁を叩いて軽い音がするならば、単に石膏ボードだけの問題が多いです。 |
天井もっと上がらないの? |
よくお客様から、リビングの天井もう少し上げられないの?とか質問があります。
確かに上がれば空間が広くなりますから、叶えてあげたいといつも思います。
そのような時はユニットバスの点検口を上げて、躯体コンクリートの天井の高さを見れば、どのくらいの余裕があるかわかります。(リビングの天井をたたいて固い音がする場合は一切上げられません)
しかしながら、新築時にわざと天井を下げて作っているケースはあまりありませんが、キッチンの排気配管(20cm近く)のためだけに下げて作っていたケースもありました。
検証の価値はあるという事です。 |
給排水管の交換 |
古いマンションの給水管は鉄管を使用していて、錆で細くなったり継手から水漏れしたりしている場合があります。今は塩ビ管を使用しています。20~30年経過している場合はリフォームの際に交換したほうが良いでしょう。 |
給水管の口径 |
古いマンションは13mmですが新築は20mmが多く使われています。 |
排水管の口径 |
通常ですが
キッチンは50mm・洗面は40から50mm・トイレは75~100mmです。 やはり太いほうが安心です。 |
排水の逆勾配って? |
高い所から低い所に流さなくてはならないのに、一部が逆になってしまっている場合が稀にあります。流すとボコボコと音がする時などは要検査でしょう。 |
天井の高さが違うけど? |
部屋の各所で天井の高さを測ると5mm程度違っても、通常建築の場合はどこにでもありますので問題ありません。 |
管理組合の許可 |
管理のいいマンション程、許可にかかる時間がかかる場合が多く、申請書類も厳しく、1か月以上を要することもありますので、入居に合わせて早めに問い合わせしたほうが良いと思います。 |
電気アンペアの変更 |
契約アンペアを上げたい場合は東京電力に確認が必要です。但し古いマンションで配電盤に入っている配線が2本の場合は30アンペアを超える容量にはなりません |
排気について |
通常キッチンの排気は150パイ
風呂や洗面・トイレは100パイです。外部に出ている所を見れば、大体の配管経路がわかります。
キッチンとその他の排気は繋げません。 |
換気扇の数 |
トイレ・浴室・洗面所など換気を必要とする場所に対して換気扇が何台ついているかは換気経路を見なくてはわかりません。中間扇などを使用して複数個所を換気している場合があります。したがってトイレの換気扇が壊れたとしても、換気扇がトイレの上にあるとは限らないのです。 |
キッチンの排気 |
レンジフードから外部までを繋ぐ排気配管は規定のスチールを使わなくてはなりません。よくアルミや鉄製のジャバラを見かけますが、熱がかかる所なので危険といえます。 |
トイレの換気扇から異音 |
使用頻度が多い換気扇ですから、古くなると羽が当たるような音が発生することがあります。
だんだんうるさくなってきますので早めの交換をお勧めします。 |
キッチン天板の高さ |
昔からの置き型キッチンは80cm・システムキッチンは通常85cm・90cmが用意されています。85cmは身長160cmで90cmは身長170cm位が良いと思いますが、使う人がメーカーショールームで実際体験して選ぶのが良いでしょう。 |
キッチンのカタチ |
I型・L型・オープン・並列・アイランド・ペニンシュラなどがあります。アイランドとはその名の通りシンクが島のように独立したもので、ペニンシュラとはシンクの片側が壁に付いている形状のものです。 |
キッチン吊戸の危険性 |
吊戸は吊ってあるのに重量物を入れる人が多くいます。万が一落ちる危険もありますし、地震の際は開き扉から物が落下して大けがすることも考えられます。耐震ラッチをつけたり、引戸にするべきではないかと・・・。 |
給湯機の容量 |
昔は3号とか6号という巨大な給湯機が室内にありましたが、現在は16・20・24がよく使用されます。16号とは1分間に60°の温水を16リットル作れる容量との意味です。2か所でお湯を使うとなると20か24号を選択したほうが良いと思います。給湯機の号数が変わるとガスメーターの交換もありますが、これは東京ガスが無料で行うので安心です。 |
石膏ボードの厚さ |
間仕切り壁は軸組の両面に・境界壁面は下地の片面に・天井は軸組の下片面に石膏ボードが貼られてその上にクロスというのが普通です。
壁は12.5mm・天井は9.5mmが多く使用されています。 |
クロスのはがれ |
経年劣化で剥がれるのは仕方ないですが、貼って間もなく剥がれてしまう場合は、下地に問題があるケースがほとんどです。海砂を使っているコンクリート面なんかは要注意です。 |
クロスの寿命 |
いわゆる仕上げ材なので8年位だとは思いますが、20年近く変えないでいることもあります。ただクロスを長く使用すると、乾燥でカチカチに硬化して剥がれにくくなってしまいます。
やはり定期的に貼替えるのがお勧めです。 |
フローリングが鳴く |
こちらも下地に問題があるケースがほとんどです。古いマンションは根太とコンパネを下地にしておりますので、劣化や破損で音がしてしまいます。
特に湿気が多い浴室の前とか、踏み込んで体重がかかるリビングや部屋の入口あたりが下がっていないか確認したほうがいいと思います。 |
床コンパネの寿命 |
床のフローリングの下に使用されているコンパネはいわゆるベニヤで、何層の貼り合わせからできています。水分がかかるとか、結露によって剥離が早くなります。普通に使用した場合でも20年くらいでしょうか・・。古くなると強度が無くなり、最終的には床が抜けてしまいます。 |
フローリングの寿命 |
マンションで使用される合板のフローリングは、ベニヤに近い構造なので、通常8~10年位でしょう。目地の端が何等かによって傷がつくと、そこから大きく剥がれる危険があります。
戸建に使われる無垢フローリングは、メンテナンス次第で長持ちしますが、マンションで使うとなると遮音の問題があるでしょう。 |
エコカラットとは |
lixil(元inax)の商品でデザイン性と調湿効果のあるものですが、ある程度の面積に使わないと効果が得られません。
カビが酷い所に使用するものではありませんので注意が必要です。 |
結露の防止 |
北側に面する壁面は結露がしやすい箇所です。壁をふかして防カビ対策をして小まめに換気をしたり、窓にも内側にインナーサッシを取り付ける方法をお勧めします。 |
部屋の壁にカビが! |
北側の部屋の壁が黒ずんでクロスも剥がれてきているのをなおしてほしいという依頼が多くあります。この場合ボードが湿気でごわごわになっていることがほとんどなので、はがしてやり変えるしかありません。湿気が床に達しているとフローリングやその下地のコンパネまで腐っていることも考えられます。 |
|
|